(受験勉強が辛いけど、ここで頑張らないと将来が…)
(勉強したくないけど、仕方なく頑張っている)
受験勉強が辛くて悩んでいる高校生の方は多いのではないでしょうか。
私は、良い大学に入りたいという気持ちがあまり無いにもかかわらず、「もっと勉強しなさい」と学校や親、塾から厳しく言われたり、勉強に打ち込まないことで周囲に奇異の目で見られたりして、辛い思いをしました。
結果的には大学に入学しましたが、ほぼFランと言えるレベルの大学です。しかし、もっと勉強して良い大学に入ればよかった、と思うことは殆どありませんし、今幸せです。
受験勉強は、頑張らなくてはいけないものなのでしょうか?
結論から言うと、受験勉強は頑張りたい人だけ頑張ればよいのです。ここから、受験勉強を無理に頑張らなくていい理由を3つ解説していきます。
親が勉強しろとうるさかったり、進学校に通っていて周りが勉強している中、自分だけ勉強に身が入らない…と感じている方が、受験勉強について新たな視点を持てるようになれば幸いです。
・受験勉強が辛い人
・周りに言われて仕方なく受験勉強を頑張っている人
・良い大学に行きたいという欲がない人
いい大学に入る=幸せになれる とは限らないから
「良い大学に入っておけばいい企業に入りやすいし、とりあえず勉強しておかないと」
と思っていませんか?
確かに就職活動において、学歴フィルターがある企業は存在します。しかし、あなたの夢は『皆が羨む大手企業に入ること』なのでしょうか?
ただ安定した生活がしたいだけなら、普通の大学でも内定を貰うことが出来ます。そして学歴フィルターがあるのは本当に一部の上位企業だけで、学歴フィルターのない大手企業は多数あります。
また、仮に皆が羨む大手企業に入れたところで、そこで上司に恵まれなければ毎日が苦痛の日々になります。周囲が優秀過ぎてついていけない、なんてこともあるかもしれません。
何が言いたいかというと、仮に大学受験が上手くいったとしても、幸せが保証されるわけではないということです。いい大学に入ってもどこかで躓いてしまっている人もいれば、そこまでの大学でも幸せに生きている人がいます。
自分が何を望んでいるのか、なぜ受験勉強を頑張っているのか、一度考えてみると良いでしょう。
無理に頑張っても上手くいかないから
自分に鞭を打って頑張り続けた先に、幸せな未来があると思っていませんか?
確かに受験勉強で合格してしばらくは、達成感でいっぱいかもしれません。
しかし、その達成感は段々と薄れていきます。
自分に鞭を打って成功しても、その時の幸福感って一瞬です。
だったら、本当に好きなことに自分のエネルギーを注ぎたいと感じませんか?
あなたがやりたくもない受験勉強で燃え尽きて、本当にやりたいことをやるエネルギーが無くなってしまったら何も意味がないですよね。
人間は基本的に頑張り続けることはできません。本当に受験勉強で自分のエネルギーを費やすべきなのか考えてみてください。
受験勉強で頑張らなくても、自然と頑張りたいことが見つかるから
人それぞれ、人生の頑張りどころは違います。
あなたが仮に受験勉強を頑張らなかったとしても、生きていれば必ず、
「ここは頑張った方がいいぞ!」
と感じる時が必ず来ます。
「学校の勉強は嫌だったけど、大学の勉強は楽しい」
「この趣味なら続けられる」
「時間があるから資格を取ってみようかな」
というように、いずれやる気になるものが現れるはずです。
本当の頑張りどころというのは、前向きな気持ちになったり、ワクワクするものです。
無理に頑張ろうとしている時点で、方向性がズレているんですよね。
なので、
「勉強が頑張れない人は他のことも頑張れない」
とか、
「良い大学に入れなければ人生が詰む」
という言葉に惑わされて、精神を追い詰めないでほしいと思います。
まとめ
今回は、受験勉強を無理に頑張らなくていい3つの理由について書きました。
あなたが受験勉強を頑張って、得たいものは何でしょうか。
達成感、周囲から凄いと思われたい、将来安定した仕事に就きたい…、色々なものがあるでしょう。
しかし、それらは本当に、受験勉強を頑張ることでしか得られないのでしょうか。大体の場合、そうではないということが分かるかと思います。
受験シーズンはどうしても、親や周りの圧力などで、自分が何を望んでいるのかが分からなくなってしまいますが、自分が受験勉強を頑張ったほうがいい人なのか、改めて考え直してみると、案外気持ちが楽になるかもしれません。